片付けられない実家、遠くに住む娘の出来る事
昨日は、母の一周忌法要でした。
去年の夏に書いた記事ですが、この機会に公開してみようと思います。
お盆休みに実家へ帰省しました。
春に亡くなった母の新盆でした。
弟と一緒に遺品整理をしながら、片付けられない実家の為に、
遠くに住む娘の私にも出来る事があるんだなと思ったので、記事にします。
私は高校卒業後から東京暮らし。
現在の秋田の実家の現在の家族構成は、
60代の父と90代の祖父母の3人暮らし。
車で近い距離に30代の弟夫婦住んでいます。
父は、家の事は全て母任せっきりの典型的な昭和の男。
遺品の整理も、何処に何があるかも分からないし、何から手をつけていいのかも分からないから、そのままでいると言っていたので、弟と整理をする事にしました。
1つ目は、
自分の家で不要になった物を、実家で使うかも?と思わないこと。
ここ数年、両親は年に一度東京に遊びに来てくれていました。
昨年来た時に、使わなくなった衣装ケースや、プラスチックの大きな洗濯カゴ、テレビなどを持って帰ってもらいました。
母に「使う?」と聞くと、
「うーん。使うか分からないけど要らないんだったら貰っていこうかな?捨てるのは勿体ないし。」との事で渡しました。
でも今回、母の部屋を片付けていると部屋の角に空のままの衣装ケース、線も繋がれていない持っていったままのテレビ、大きな洗濯カゴは物置部屋に置かれていました。
やっぱり必要無かったのですね・・・。
自分が要らないものを他人に押し付けない。もしかしたら実家で使うかな?と思わない方が賢明だなと思いました。
相手が欲しいと思ってあげる分には良いと思うのですが、使い道が明確ではなく、何かに使えるかも?捨てるにはもったいない・・だと、どんどん物は増えていきます。
特に片付けられない人・片付けられない家族には安易に物をあげてはいけない!
今さらながらに学びました。
2つ目は、
自分の物をいつまでも実家に置きっぱなしにしない。
私は18才で、弟は20才で実家を離れました。
その後ベットは5年以上、学習机は10年以上そのままの状態で部屋に置かれていました。
そのままの状態・・小学校入学の時に買ってもらった鉛筆削りや、高校時代の教科書や漫画がそのままです(^_^;)
5年程前、弟が結婚し奥さんと一時実家に入った時に長年そのままだった学習机や教科書はやっと処分されました。
「弟夫婦が使うようにミナと弟の部屋、壁を壊してひと部屋にするから片付けてるんだけど、何か取っておくものある??」と母から電話が掛かって来たのを覚えています。
そして「何も無い!全部捨てちゃっていいよ!」と即答した私。
弟夫婦が実家に入ると言う事で片付ける機会を得た訳ですが、そういう機会が無かったら、まだ私や弟の部屋はそのままだったかも知れません。
巣立ったら、いつまでも実家に自分の荷物を置きっぱなしにしない。
子供の物は思い出があって親には捨てられない物も多いと思うのでので、自分で判断するが良いと思います。
3つ目は、実家を倉庫がわりにしない。
少し話が変わりますが、
私が小学生の頃、伯母の旦那さんが事業で失敗し、引っ越す事になりました。
その時、ピアノや、エレクトーン、沢山の家財道具などを実家に持ってきました。
そして、一部屋を埋め尽くし、その部屋は使えなくなりました。
次第にその部屋は物置部屋となり、物置部屋という役目になったその部屋には、だんだんと家族の要らない物も置かれるようになっていったのを覚えています。
嫁に出た伯母(当時40代)が、実家を物置がわりにするのってどうなの?と小学生ながらに思った記憶があります。
物置部屋にされた部屋は、なんとなく怖くて、大人になるまで一人で入れなかったです(苦笑)
なので、いくら田舎で実家が広いからと言って、実家を物置がわりにするのはやめた方がいいと思います。
置いた方は忘れてしまったようなものでも、置かれた方は他人からの預かりものを勝手には捨てられません。
しかも、それが義理の兄弟だったりすると片付けて欲しいとはなかなか言い出せません。
こんな話を田舎で2回程聞いた事があるので、意外と悩んでる人は多いのかもしれません。
こんな感じで実家を片付けながら、気付いた事を私なりにまとめてみました。
そして、実家の自分の物を片付けようと思ってくれた人がいたら、大型の家具は自分自身で粗大ゴミセンターなどに運んで欲しいと思います。
親も年を取り家具を運び出すような力仕事は大変です。
粗大ゴミの予約が必要だったら事前に予約をしておく。
漫画や雑誌などは紐で縛って、回収日にはすぐに捨てられるように自分の部屋ではなく、家の一時ゴミ置き場まで持っていくなど、
後で面倒にならないように、ワンアクションで片付けられるようにしてたらおいいなと思いました。
誰かの参考になれば幸いです。
お読み頂きありがとうございました♪